診療情報管理センターは、社会情勢の変化(新たな情報通信技術等)や患者さんの医療に対する認識の変化に対応すべき部門として設置され、診療録および診療情報の適切な管理を行うことで、患者さんに貢献することを目標に日々業務を行っております。

実際の業務としては、大きく電子計算機システム業務と患者さんに係る診療録・画像記録用フィルムに関する業務の2つに分かれております。

電子計算機システム業務

電子計算機システム業務では、基本理念に掲げられている「良質かつ適切な医療サービスを提供します」を実現する為に現在稼動中の総合医療情報システムの維持、そしてさらなる発展を目標にシステムを構築しており、現在は以下のようなシステムが稼動しております。(図1参照)
※2019年1月より電子カルテシステムを中心とした総合医療情報システムに更新しております。

図1

"システムとは、完成された形がなく生きている"ため周囲の環境の変化に対応していかなければ使えなくなるという宿命を背負っています。総合医療情報システムは、医療技術の発展等により日々変化成長していくものであり、現在のシステムを維持・発展させる為に、新たな情報通信技術や医療をとりまく環境の変化等を考えながら取り組んでいます。
また、大和市立病院ホームページの管理を行っています。トップページを始め、各ページの情報を常に最新の状態に保てるよう、より利用しやすいよう取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

診療録管理業務

診療録の管理に関する主な業務として、診療録およびフィルムの貸出し・保管、入院診療録の点検、スキャン取込み、疾病登録、がん登録、DPC業務などを行っています。

診療録は適切な医療が行われたかを示す記録であり、医療の質向上のため貴重な情報として活用されます。診療録が適切に保管・活用されるよう点検・整理し、診療はもちろん各種書類作成、医学研究や教育など多くの目的のため、他部署への提供を行っています。
また、退院情報の入力や疾病登録、がん登録などを行い、診療データを蓄積・集計し各種統計資料の作成を行っています。特にがん登録に関しては地域がん診療連携拠点病院の指定に伴い、平成23年4月診断症例から院内がん登録を開始し、国や神奈川県へも情報を提供しています。

診療の記録という非常に重要な個人情報を取り扱う部署として、一人ひとりが慎重にかつ丁寧に業務を行うよう心がけています。