デジタル式3Dマンモグラフィ装置
平成26年3月導入
マンモグラフィ検診施設画像認定証を更新
老健第65号の定める検診精度管理の線量・画質基準を満たすマンモグラフィ(乳房エックス線写真)検診施設として認定されたものです。

「乳がん検診」を受けましょう

日本では乳がんにかかる女性が年々増加しています。今では毎年4万人以上の女性が乳がんと診断されています。日本女性の場合、30歳代から増え始め、40歳代後半が発症のピークとなっています。また、乳がんで亡くなる方も年間で約1万人に達しています。
しかし、乳がんは早期に発見すれば怖くない病気です。早期の段階であるほど治癒率が向上します。乳がんの早期発見の秘訣は「自己検診」の習慣と「乳がん検診」を定期的に受けることにあります。
当院でも2004年度からマンモグラフィを用いた乳がん検診を行なっています。マンモグラフィとは乳房専用のX線撮影のことをいいます。触診では診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんの発見に威力を発揮する検査法で、乳がんの早期発見に欠かすことのできないものです。
乳房に直接触れて行なうマンモグラフィの撮影は、マンモグラフィの講習を受け、認定を持った女性技師が担当しています。マンモグラフィ装置も"マンモグラフィ検診精度管理中央委員会"に認定された機械を使用していますので、安心して検査を受けてください。
検診で石灰化やしこりが見つかり、精密検査といわれたら、「マンモトーム生検」を行なう場合があります。太さ4mmほどの針で、マンモグラフィや超音波で場所を確認しながら組織を採取してがんの有無を調べます。
当院では2008年3月に、うつぶせに寝たまま検査が行なえるマンモトーム専用のX線撮影装置が導入されました。放射線科医師と女性放射線技師、女性看護師で検査を行ないます。傷は小さく、1ヶ月ほどでほとんど目立たなくなります。検査時間は約1時間ほどで、日帰りで行なえる検査です。
現在の医療では乳がんの確実な予防法はありません。唯一の方法は検診による早期発見です。40歳以上の方は定期的にマンモグラフィを用いた乳がん検診を受けましょう。

放射線科では、乳腺バイオプシー装置を導入しました。大きな特長は、うつ伏せに寝た状態でバイオプシー検査ができることです。