耳鼻いんこう科

当院の耳鼻いんこう科では、一般耳鼻咽喉科疾患を対象に診療しております。入院しての加療が必要な疾患にも対応しております。もちろん手術も含めて対応しております。症例によっては、より専門病院を紹介させていただき、連携をとりながら診療にあたっております。また、聴力や平衡機能などの、生理機能的な検査は、生理検査技師のもと行ない、より精度と信憑性の向上に心がけています。CTやMRIも完備され、随時施行させていただいています。
当科で扱っている病気やその対応を以下に記載しております。どうぞ参考にしてください。

耳鼻いんこう科の病気への一言

耳の病気

耳の病気としては、風邪などの後に急に耳が痛くなる中耳炎(急性中耳炎)や、以前から聞こえが悪く、時々耳から水が出てくる(耳漏)慢性中耳炎などの感染症などや、いきなり耳の聞こえが悪くなる突発性難聴などがあります。

急性中耳炎は、よくお子さんに起ります。痛みや発熱を伴うことが多く、特に夜間や休日に、突然起ります(勿論、大人でもなります)。発熱などの症状、耳の所見や年齢から重症度がわかります。軽症では、痛み止めなどを中心に行い、抗生剤は投与しません。このため、夜間や休日の痛みに対して、痛み止めはよい適応と思います。中等度以上では、抗生剤投与とともに、鼓膜切開などの治療を行います。鼓膜切開は、簡単にいうと、鼓膜を小さなメスで切る治療法です。即ち、鼓膜を切ると痛みがあります。急性期は、鼓膜麻酔は効かないことが多く、そのまま切開します。ただ、排膿できれば痛みが軽快します。切開後、耳から血や膿が出ることもありますが、抗生剤などの投与で回復します。
また、乳幼児の中耳炎で気を付けなければいけない病気に急性乳突洞炎があります。中耳炎に伴い、耳の後ろに炎症が波及する病気です。耳の後ろを痛がったり、腫れてきたり、耳が立ってくることもあります。この場合、手術治療が必要となります。
慢性中耳炎は、経過が長いことが多く、繰り返す"みみだれ"や耳の聞こえにくさが生じます。急性期は、抗生剤の投与や点耳、耳処置を行います。慢性期には手術を行うこともあります。しかし、慢性中耳炎の程度により手術方法も、回復度も異なり、手術すれば聞こえるようになるとは一概に言えません。中耳炎の程度をしっかり確認して治療方針を決定すべきと思います。
また、繰り返す"みみだれ"で、真珠腫性中耳炎という病気もあります。これは、薬で治すというより、手術が必要です。耳の手術は、顔面神経麻痺、めまい、難聴などの合併症もあり、手術前の十分な検討が必要で、場合によっては専門病院を御紹介しております。
耳の手術は、基本的に病変の除去と、鼓膜などによる音の伝導の再建です。病変切除に伴い、近傍にある顔面神経、頭蓋底(のうみその下の骨)、半規管(バランスを司る臓器)などに損傷を与えることがあります。一方、伝導の再建を行うには、鼓膜の再生、鼓膜の振動を司る耳小骨の伝導の再建などを行います。病変の切除範囲により、聴力の改善度の期待は異なります。損傷範囲が少ないほど、聴力改善が期待できます。そうでないときもありますが。手術前の聴力検査やCTなどで、ある程度の予想をして行います。しかし、手術後の聴力改善は、理想的にはいかないこともあります。

突発性難聴は、まだ原因が不明の病気です。早期治療の方が良くなり易いといわれています(10日以内が目安)。
当院では、ステロイドの投与、ビタミンB12製剤、細胞内のミトコンドリアの酵素活性を上げるユビデカレノン(コエンザイムQ10と同様)などの投与、プロスタグランジン製剤の投与の3本柱で行っています。
症例によって、聴力低下の程度、基礎疾患の有無や年齢などにより、治療法を変更することもあります。治療後の経過は、個々の患者さんで異なりますが、大まかには1/3が回復し、1/3が変わらないか、悪化し、残りの1/3がその中間の成績といわれています。決して治り易い病気ではありませんが、早期治療の有効性は言われています。それだけ、難治性なのです。
その他、長く患っている難聴や、年齢的な変化による難聴は、薬物治療よりは、補聴器などの装着が有効なこともあります。しかし、当院では、補聴器の設定、調節は出来ません。両側の高度な難聴の場合、身体障害の証明を行うこともあります。どのくらい音が聞こえるかの検査(純音聴力検査)と、どれくらい言葉が聞き取れるかの検査(語音明瞭度検査)を行い、その程度を判断します。ただ、某音楽家の事件や、札幌の某耳鼻科医の件もあり、高度難聴を疑われる方には、脳波の検査(聴性脳幹反応:音を聞いてもらって、脳波を見る検査。痛くありません。寝ている間に終わります)が必要であり、追加検査を行うことがあります。
また、子供の難聴もあります。生まれながらに聴力の障害をもつ方が、正常分娩でも1000人に1人くらいおられます。片耳であれば、治療介入することなく生活しているお子さんもいます。ただ、両側が難聴の場合は、音のない世界で生きていることになります。年齢がたっていくと、言葉への影響もあり、もし、両側難聴が発見されれば、積極的に治療介入が必要です。このため、2000年より国の助成事業として、"新生児に対する聴覚のスクリーニング検査"が始まりました。しかし、残念なことに、国の助成はなくなり、現在では地域(地方行政)によって、その助成方式は異なっています。大和市は、自己負担で、希望者のみに施行しています。このため、施行率が低下している現状です。難聴の子供に対する早期の治療介入は、今後の子供の成長に不可欠な問題なので、ぜひとも聴覚のスクリーニング検査を受けていただきたいと思います。治療介入については、近隣の病院(北里大学など)が、積極的に行っていますので、御紹介しています。
このような先天性の難聴のほかに、後天性の難聴もあります。NHKのドラマの主人公も演じていましたが、感染症後の難聴があります。"おたふくかぜ"のあとの難聴です。おたふくの症状の大きさに関係しないこともあり、また、子供のため、うまく症状を言い表せないこともあり、家族が気づいてあげられないこともあります。"おたふく"からの難聴は、一般に片側で、高度難聴です。治療法は…。現在のところありません。ステロイドなども効果を表せていません。ではどうするか、それは、"おたふく"にかからないことです。ただ、日常生活では"おたふく"を完全に避けることはできません。そこで、考えられる治療は、予防です。すなわち、ワクチンの接種は、とても有効とは思います。今後、研究が進めば、"おたふく"のあとの難聴も、治療できる日が来ると信じています。

耳は、聞こえのほかにバランスをつかさどる機能を持っています。この障害で現れるのが、眩暈(めまい)です。多くの眩暈は、耳の機能障害から起こります。しかし、5〜10%くらい耳からのめまいではなく、頭(中枢性)の障害で起ることがあります。耳からの眩暈であれば、安静にしていることで自然に回復することが多いのですが、頭からの眩暈であると積極的な治療が必要になります(内科的に)。手が動かないとか、呂律が回らないというような症状がなく、"回転性のめまい"だけの、頭のめまい(小脳病変など)もありますので、注意が必要です。
また、耳からのめまいの発症にストレスが関与することが言われています。それは、肉体的なストレスはもちろんのこと、精神的なストレスもその発症に起因します。体にストレスがかかると、ストレスホルモンの分泌が増加するといわれています。このストレスホルモンがめまいに関与しているという報告もあります。やはり、『体調の悪いときは早く休む』に越したことはないのです。
聞こえが悪くなることとともに、めがまわる病気があります。メニエール病です。以前は、他科の先生方から"めまいはみんなメニエール病"のような風潮がありましたが、現在は診断基準に則って診断されるようになっています。聞こえが悪くなるといっても、多くの方は、耳がふさがる感じや耳鳴りなどを訴えられることがあります。治療は、薬として"イソバイド"というあまりおいしくない薬があります。最近は、この薬を3日連日で飲んで、1週間休むような飲み方を進める先生方もおられます(以前は何年もイソバイドを飲んでいただくこともありました)。メニエール病の発作は、肉体的、精神的なストレスの関与がいわれたり、有酸素運動が発作の予防によいなど、いろいろと報告されています。メニエール病の治療や研究は、近隣の北里大学東病院の長沼先生らが積極的に行われておられ、良い成績を収めておられます。患者さんによって(希望される方も)は、紹介させていただいております。
めまいの治療のひとつとして、"めまいのリハビリテーション"があります。基本的にめまいは薬で治すのではなく、体自体が、崩したバランス機能を回復させるのです。勿論、メニエール病のように病態が解明され、その治療として行われるめまいもあるのですが、多くのめまいについては、良性発作性頭位めまい症も含めて、リハビリテーションが有効といわれています。めまいのリハビリテーションをより専門的にお願いするときは、北里大学やみなと赤十字病院などを御紹介させていただいております。

鼻の病気

鼻の病気は、風邪などからの鼻炎、アレルギー性鼻炎や、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があります。

アレルギー性鼻炎の治療は、薬物治療やトリクロール酢酸での下甲介手術を行っています。アレルギー性鼻炎の根本治療である減感作療法は、当院では行っていません。希望の方には、専門病院を紹介させていただいています。また、数年前から始まった、減感作療法のひとつである舌下免疫療法があります。この治療は、口腔内にアレルギーのもとの物質を、少量ずつ毎日滴下します。従来行われていた経皮的な減感作療法と異なり、注射を行わないため、痛みを伴わない治療です。もちろん、アナフィラキシーショックの危険性がないわけではないのですが、比較的副作用が少ない治療とされています。ただ、舌下免疫療法は、当院では行っていません。近隣のクリニックで、舌下免疫療法を行っているところもあります。詳細は、施行されているクリニックに御相談していただけると助かります。一般的な情報ですが、この治療は、自宅での投与が中心になるため、通院する間隔が長くなります。
自宅で行うことは利点でもあるのですが、自己の責任も必要になります。2−3年、持続して毎日行うのは、それはそれで覚悟が要ります。また、薬剤によるアレルギー反応の出現も皆無ではなく、十分な治療に対する認識が必要と思います。今日できなかったから、明日倍量などはもってのほかです。治療開始の前に、十分な説明を受けることが、この治療に参加する条件になっています。もちろん、自分自身の体を守るためです。
アレルギー性鼻炎と同じような症状でありながら、アレルギーではない鼻炎もあります。血管運動性鼻炎などと言われます。これは、なかなか治療が難しい疾患です。抗アレルギー剤(アレルギー性鼻炎の治療薬)や点鼻のステロイドに反応することもありますが、みなというわけにはいきません。鼻うがいなどが効果的な人や、加湿が有効な方もいます。この疾患は、年齢的な要因で出現する方もおり、難渋することも多いです。

副鼻腔炎は急性から慢性まであり、慢性副鼻腔炎は、いわゆる"蓄膿症"の名で知られています。その名のとおり、鼻に膿が溜まってしまいます。まずは、鼻の処置、ネブライザーと抗生剤の長期投与などを行います。鼻にポリープ(鼻茸)、形態異常や長期化する症例は、手術治療を行います。以前のような歯茎の上を切り頬の骨を落とす手術よりは、鼻の中で内視鏡を用いた手術が主流です。痛くない手術とはいえませんが、以前の頬の骨を落とす手術よりは、侵襲が少ないようです。ただ、あくまでも病気の状態によります。急性の副鼻腔炎は、急激な頬部痛や頭痛で発症します。抗生剤は勿論のこと、排膿のため鼻から太い針を刺す方法もあります。膿を出せば勿論楽になるのですが、少し?痛い処置なので、病気の具合を見ながらの検討が必要です。

鼻血も多い病気です。鼻から血が出ればすべて鼻血です。多くは鼻の前側で、鼻の仕切り(鼻中隔)から出ます。小鼻を摘むと押さえることが出来る場所です。血が止まらない時は、薬で焼いたり、ガーゼを詰めたりします。止まりにくい方の場合は、入院していただくこともあり、輸血をしなければいけない患者さんもおられます。手術になる方もおられ、たかが"はなじ"ですが、されど・・・です。

のどの病気

のどの病気は、"扁桃腺が腫れる"といわれる扁桃炎があります。

扁桃炎は、のどの痛みや、発熱などが起り、食事が取れなくなるため入院治療を行うこともあります。扁桃の裏に膿を持つ扁桃周囲膿瘍の場合は切開などが必要となります。たかが、扁桃炎と考えては、いけません。時にこの炎症が広く波及し、頸や胸に膿をもつこともあるのです。さらに、扁桃腺の炎症が波及すると、空気の通り道(気道)である喉頭にまで影響をもたらし、呼吸困難を引き起こすこともあります。この場合は、ステロイドなどの強い薬の投与とともに、気道の確保が必要となります。この時は、気管内挿管(よくドラマで口から管をいれているものです)や気管切開(もちろん手術です。くびの真ん中に穴をあけます)を行わないといけません。場合によっては、いのちの危険にさらされます。とってもこわいことも起こります。扁桃炎を繰り返す場合は、手術の適応になります。また、扁桃炎のために、腎臓が悪くなったり、膠原病や、皮膚病が起ったりする方もあり、その時は扁桃を取る事もあります。

急性扁桃炎のなかで、少し特殊なものとしては、伝染性単核球症があります。別名、"キス病"ともいわれ、唾液などから感染する病気です。ただ、みんなかかるわけではなく、日本人であれば8割くらいの人は、幼少時に感染し、風邪と変わらない症状で、感染しています。これが大きくなってから(青年〜成人)かかると、咽頭痛、発熱、全身倦怠感、頸部および全身のリンパ節の腫大が起こります。結構、重症です。本人は、かなりつらい症状になります。治療は、対症療法しかありません。症状が強い場合は入院治療の適応となります。2週間くらい症状が継続することがあります。

また、これとは別に、最近、増加中の梅毒ものどの症状を示すこともあります。ただ、なかなか診断に至らないこともあり、問診も重要です。まだまだ怖い病気ですので、気を付けてください。

声の病気

声の病気は、"歌い手さん"などの声を使う方に多い声帯ポリープ、声帯結節から、癌や声変わりまで、いろいろあります。声の音源である声帯は、年齢によって変化します。まず、子供さんの第二次性徴で、喉頭とそれに伴う声帯の急激な大きさの変化により、音声の周波数が下がります。(男女ともに下がりますが、男性の方が著名です)一方、年月が経つにつれて、男性では、息が抜けるような声になったり、女性では、声が低くなったりします。どちらも病気ということはないのですが、時に声の病気もありますので、耳鼻いんこう科への受診も必要と思います。

声を使う職業の方や、お子様の声の酷使などで起こる病気もあります。そのひとつに声帯結節という病気があります。大きな声を出し続けてしまう子供や、幼稚園や小学校の先生などでも多く認めます。これは、手術治療というより、声の安静、発声方法の改善などが大切です。施設によっては、声のリハビリの先生(言語聴覚士:Speech Therapist)がおられるので、専門病院にお願いすることもあります(当院では不在なため)。

同じように、声をよく使う方に多い病気に声帯ポリープがあります。同様に、声の安静で十分な効果がないときは、手術治療になります。手術で直るのもひとつなのですが、手術後の声の安静が大切です。不用意にしゃべり出して、早期に再発することもあります。手術に際しては、手術後に十分な声の安静が必要となります。

少し特殊な病気なのですが、声がうまく出ないという病態もあります。喉を詰めるような声であったり、場面によって声が変化するような病気もあります。病名としては機能性発声障害と呼ばれます。以前は、"ヒステリー"のようにも言われていたのですが、今では、きちんとした病名?がつけられています。ただ、やはり診断は難しい場合もあり、このような時には、専門病院を紹介させていただいています。まずは、受診していただくことが第一歩です。

声が変わって怖い病気としては、癌です。いわゆる声帯に出来る癌は、喉頭癌といわれています。多くは声帯自体に出来ますので、声の変調が比較的早期に起こります。ただ、声帯自体も1.5〜2cmくらいであり、腫瘍自体が小さいうちに発見されるため、直りやすい癌です。しかし、声帯に影響しない喉頭癌もありますので、注意が必要です。喉頭癌は粘膜から発生することが多いので、喉頭を注意深く観察することで発見されることも多い病気です。気になるようであれば、やはり早期の受診をお勧めします。

飲み込みについて

飲み込みの機能は、年齢とともに変化します。飲みにくくなるのは、自然の摂理です。これは、食べ物や飲み物はもちろん、唾液の飲み込みも、含まれます。飲み込みにくくなると、"むせる"ことも多くなります。この"むせ"は、飲み込みの機能を測るうえで大切な症状です。飲み込みの悪い方で、"むせ"が自覚でき、それを排出しようと咳を出せることはいいことなのです。ただ、実際に"むせ"ていないのに、のどの違和感だけで、咳をし、唾を出すのはあまり得策ではありません。年齢とともに唾液の分泌が低下しているので、その少ない唾液を出してしまうのは、さらにのどの中の唾液量を減らしてしまうことになりかねません。逆に、水などで、のどを潤わせて、加湿していく方が有効です。では、"むせ"がないのがいいのかというと、そうとも断言できません。それは、"むせ"ていても自覚できないこともあるのです。これは不顕性誤嚥といい、持続していくと肺炎などの重篤な疾患につながります。
お年とともに出現する"むせ"は、生命の危険をもたらすこともあります。『死ぬまでぴんぴん』で行くには避けて通れない事案です。体が元気であれば、たとえむせても肺炎に至らないこともあります。足腰が元気であることが、やはり大切です。嚥下に対する体操もあります。おでこ体操、腹式呼吸、ぱたから体操などなど。また、歌を歌うのもいいようです。
むせを少なくするには、食べ物にも気を使ったほうがいいのです。水は、飲み込みにくいもののひとつです。"がぶ飲み"は、だんだんむせやすくなります。一口を"ごっくん"がいいのです。"ぱさぱさ"するものも飲み込みにくくなります。錠剤も、水だけでは飲みにくく感じることもあります。結局、一口に飲み込んでも、のどに残っていて、それが知らないうちに肺に落ちてしまうのです。のどの感覚が低下してしまうのも、のみこみを悪くしてしまう一因です。"ぱさぱさ"しているものは、十分な水分で、どろどろの一塊にして飲みましょう。
あんまり、あれこれと考えながら食事するのも味気ないので『食事は一口ずつ。飲み込んでから次の食塊を口に入れましょう。むせたら、十分に咳をして、少し時間を空けてから食べだしましょう』。まずは、このようなところから考えていただければいいと思います。
年齢とともに、飲み込みの機能は悪くなります。ただ、この低下した飲み込みの機能でいかに、良好な飲み込みを維持できるかが、大切と思います。まだ、不老長寿の薬はありません。ならば、このような飲み込みの機能の維持に役立てるように、耳鼻いんこう科として役に立てればと思います。気になるときは、是非、拝見させていただきたいと思います。

癌について

耳鼻いんこう科の領域でも、残念ながら癌があります。耳にも、鼻にも、のどにも現れます。声帯のように症状が出やすいと、発見も早くなるのですが、のどの奥(たとえば食道との境や鼻との境)などは、観察もし難く症状も出にくい部分もあります。近年、微細な病変も観察できる内視鏡(NBIなど、当院にはありませんが)もありますが、なかなか発見は難しいと思います。"気になるときは診てもらう"のが一番と思いますが、それでもなかなか診断に漕ぎ着けないこともあります。また、耳鼻いんこう科領域の癌は、タバコやお酒と関係が深いことは知られています。ヘビースモーカーの方や、アルコール摂取の多い方などは、発症の危険性は、高くなります。かといって、タバコや酒をしないからならないものでもないのが現状です。今後、血液一滴から診断が出来る日が来るかもしれませんが、いまは、まだだと思います。疑心暗鬼のなかで過ごす必要はないのですが、日常生活に気をつけ、やはり、気になるのであれば、早期の受診が必要と思います。もちろん、それですべてが解決するわけではありませんが・・・

耳鼻いんこう科といっても広い分野です。単独病院のみでの治療には限界もあります。まずは、患者さんの病気をよりよい方向へと導けますように、専門病院への御協力をお願いしております。気になるときは、受診してみるのもよいのではないでしょうか?

文責 永井

医師の紹介

氏名 職位等 卒年 資格等
永井 浩巳 担当部長 平成元年 日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本気管食道科学会認定医
日本耳鼻咽喉科補聴器相談認定医
新田 義洋 医員 平成25年  
宮本 俊輔 非常勤 平成12年 日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本頭頸部外科学会頭頸部がん暫定指導医
細野 浩史 非常勤 平成20年 日本耳鼻咽喉科学会専門医
古木 省吾 非常勤 平成24年  
籾山 香保 非常勤 平成24年  

外来担当表

最終更新日:2018年5月22日

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