
大和市立病院 院長 石川 雅彦
令和5年4月1日付けで矢尾正祐前病院長より任を引き継ぎました石川雅彦です。大和市立病院には平成22年4月に産婦人科担当部長として赴任しました。
当院は昭和30年7月、大和町国民健康保険直営病院として内科、外科、産婦人科の3診療科、病床数24床で開院し、昭和43年に病床数を206床に増床し名称を大和市立病院に変更、平成5年に現在の病院に建て替え、現在32診療科、病床数403床の体制で診療を行っています。
開院以来、地域医療を支える基幹病院、そして医療従事者を育てる教育医療施設としての使命を果たしてきました。
基幹病院として、地域がん診療連携拠点病院、救急指定病院、災害拠点病院、地域医療支援病院、周産期救急医療システム受入病院等の指定を受け、小児救急においては24時間365日受け入れ体制を敷いています。また新型コロナウイルス感染症への対応にあたっては重点医療機関として中等症患者の受け入れ、治療を行ってきました。 教育医療機関として臨床研修指定病院、神奈川県看護師等実習養成施設、多くの学会の専門医研修施設等の認定をうけ、医療従事者の育成にも力を注いでいます。
さて、平成29年度から回復期に近い地域包括ケア病棟として運用してきた7階南病棟を、令和5年度に一般急性期病棟に転換することにより、全ての病床が高度急性期・急性期となります。今後益々地域の基幹病院として高度急性期や急性期に特化する機能分化が求められていくと考えております。このために、急性期の患者さんを積極的に紹介いただけるような地域のクリニック、医療機関の先生方との連携強化、救急医療体制のさらなる充実を図って行きたいと思います。
大和市は将来都市像として「人」「まち」「社会」の3つの健康からなる「健康都市 やまと」の実現を目指しています。大和市立病院は「人の健康」を守る中心的な役割を果たす役割があります。これからも市民の皆様の生命と健康を守るために、取り組んでいきたいと思います。