全国がん登録

全国がん登録は「がん登録等の推進に関する法律(平成25年法律第111号)」に基づき、平成28年1月から日本の全ての病院及び指定された診療所で実施されています。
がん(悪性新生物その他の政令で定める疾患)と診断されたすべての人のデータを、国で一つにまとめ、集計・分析・管理する仕組みです。

院内がん登録

院内がん登録とは、当院でがんの診断・治療を受けた全ての患者さんについて、がんの診断、治療、予後(生存確認)に関する情報を収集し登録する仕組みです。国が指定するがん診療連携拠点病院(当院は平成24年4月1日指定)を中心に実施されているもので、病院ごとのがん診療の状況を把握するための基礎データとなります。

登録については国で定めた登録様式・定義に従い行っています。収集された情報を集計・解析することにより、当院におけるがん診療の実態を把握し、がん診療の質向上とがん患者さん・ご家族への支援に役立てることができます。

また、がん登録データは、がん登録事業に関連する調査において、国や県へ提出することが義務付けられ、国や県のがん対策に役立てられています。

これらを実施するため、定期的に予後調査(生存確認調査)の実施が必要となります。調査方法は、病院内の情報(来院情報 等)を基本とします。また、長期に受診されていない患者さんについては、お住まいの市区町村に住民票照会することで予後調査を行うことがあります。

個人情報の取り扱いについて

収集された個人情報は、個人情報の保護に関する法律に基づき適正に取り扱い、保護、管理しています。

院内がん登録 集計

院内がん登録全国集計データの二次利用について

国立がん研究センターに提出された院内がん登録データは、報告書を作成するだけでなく、「医療の質向上」「医療の実態把握」などを目的に、研究データとして二次利用されます。

二次利用については拒否(オプトアウト)の機会が提供されていますので、もしご自身に関する情報を二次利用に使われたくない場合は、下記当院窓口までお申し出ください。二次利用の拒否(オプトアウト)を申し出られた場合でも、診療で不利益を受けることは一切ありません。

※詳細については以下の資料をご覧ください

当院窓口:診療情報管理センター 院内がん登録担当
(総合案内 または 医療相談窓口にお声かけください。)