看護体制・部署紹介

看護体制

看護配置 入院基本料7:1
急性期看護補助体制加算25:1
看護提供方式 モジュール型継続看護受け持ち方式
勤務体制 外来:2交代、3交代の混在型
病棟:2交代、3交代の混在型
手術室:当直+オンコール

部署紹介

外来

外来大和市立病院の「顔」として、患者さんと接することが多い外来です。
現在は看護師62名、看護補助者10名、看護補助事務3名の総勢75名で活動しています。
診療に関しては、27の診療科による一般外来、救急外来、外来化学療法センター、人工透析室、放射線および内視鏡検査と治療、さらには新型コロナウイルス感染の対応として発熱外来を設けています。このような体制を整え、患者さんが期を逃さずに治療が受けられるよう、また、疾病予防および健康の維持・増進に繋がるよう、コミュニケーションを大切にしながら勤務しています。
また、当院は地域の基幹病院であり二次救急病院の役割を担っています。近隣の一次救急病院や三次救急病院と連携していますので、何かお困りのことがありましたら、気軽にご相談ください。
外来受診の短い関わりではありますが、「大和市立病院に来てよかった」と感じていただけるよう今後も務めていきます。

4階東病棟

4階東病棟私達の病棟は、産科(新生児)、婦人科、血液・腫瘍内科の混合病棟です。 助産師は産科(新生児)を看護師は血液・腫瘍内科を担当し、婦人科は看護師・助産師が協力し合って担当しています。
産科は主に自然分娩で、出産後は母児同室を行っており、産科外来での保健指導、母乳外来、産後ケア(今年度中には開催開始)など妊娠中から退院後まで継続して関わっています。市内小学校へ「いのちの授業」にも出向き、入院患者さん以外でも関わりを持たせてもらっています。
婦人科は腹腔鏡を中心とした手術が多く、入院期間は短いですが、術前術後のケアと不安の緩和に努めています。
血液・腫瘍内科は、化学療法・貧血・感染・緩和治療などで入院される方が多く、入院生活が少しでも快適に過ごせるよう、また1日でも早く退院できるよう、医師・薬剤師・患者サポートセンターと協力し患者さんと家族のサポートに努めています。
子育てしながら働いているスタッフも多くいるので、業務調整など助け合って頑張っています。助産師・看護師それぞれ専門性が高いため所属が2つあるような感じですが、お互いを尊重し協力できる笑顔の多い職場です。

4階南病棟・NICU病棟

4階南病棟・NICU病棟4階南病棟は、小児専用病棟とNICU(新生児集中治療室)があります。
小児は新生児から中学生までが対象となり、小児科(内科系)だけでなく小児の外科系(外科・整形外科・耳鼻いんこう科・皮膚科・泌尿器科・形成外科・歯科口腔外科)も受け入れており、手術の対応もしています。小児内科では、気管支喘息や肺炎などの呼吸器疾患をはじめ、胃腸炎、川崎病などを主に看ています。平均在院日数は5日程度です。小児救急24時間365日対応を掲げており、緊急入院する子どもも多いため、子どもやご家族の不安が少なくなるように、ひとつひとつのケアや声かけを工夫し、「子ども自身が納得して治療を受け頑張れるように支援する」「ご家族の不安が少しでも軽減する」関わりを大切にしています。また、在宅医療を受けている子どもや育児に不安を持つご家族への支援が必要なケースもあり、退院後も地域での支援が途切れないように、患者サポートセンターと連携を図っています。
NICUでは最大6名の新生児の入院に対応しており、赤ちゃんに優しい看護と環境作りを心掛けるとともに、出生後すぐに赤ちゃんと離れてしまったお母さんに寄り添う看護を大切にしています。母乳ケアや育児のサポートを行ない、赤ちゃんとの生活を不安なく始められるように努めています。
スタッフ構成は20歳代から50歳代と幅広く、育児をしながら仕事を続けているスタッフがたくさんいます。それぞれの経験や感性を持ち寄り、子どもやご家族にとって1番良い方法を病棟全体で考え、入院したことが今後の生活にとって少しでもプラスになるように支援しています。

5階東病棟

5階東病棟5階東病棟は、消化器外科・乳腺外科・心臓血管外科・呼吸器外科・脳神経外科・形成外科・歯科口腔外科の46床の病棟です。
手術療法・がん化学療法・放射線療法などによる治療目的で入院する方からターミナル期で緩和ケアが主となる方、急な脳血管疾患により急性期から回復期まで、自立支援やリハビリを受ける方など様々な疾患・病状の方が入院しています。
手術を受ける方には、術後の身体的苦痛の緩和だけでなく、不安や緊張が最小限で入院生活が送れるよう、患者さんの心身の状態を注意深く観察し、声をかけることや確認することを大切にしています。
また、退院後の生活に不安を抱くことがないように、患者さん・ご家族と対話をする時間を大切にして、生活においての心配や不安を表出していただけるように傾聴し、退院後の生活イメージができるような退院指導を心がけています。
ターミナル期には、患者さん・ご家族を含めて看護をしていくことを心掛けています。日々会話をして関係性の構築に努めることや、苦痛や不安の軽減を図り安心感をもって毎日を穏やかに過ごすための看護を考え実践をしていくためにチームカンファレンスを行っています。
そして、看護師だけでなく医師・薬剤師・栄養士・リハビリ・ソーシャルワーカーなど、多職種が協働していくことで、安心できる環境を提供できるように努めています。
5階東病棟スタッフ一同は、明るい挨拶・笑顔、分かりやすい丁寧な説明を大切にしています。

5階南病棟

5階南病棟5階南病棟は消化器内科を中心とした内科の患者さんが入院する44床の病棟です。診断期の検査から、急性期の治療や化学療法、ターミナル期の緩和ケアなど様々な治療を受ける患者さんが入院します。がんで入院する患者さんも多く、医師や薬剤師、栄養士、緩和ケアサポートチームと共に意見交換し、患者さんの人生に寄り添ったより良い看護が提供できるように努めています。
患者さんの高齢化が進み、認知症を患う患者さんや、自宅で療養することが困難になる患者さんもいます。患者さんとご家族が地域で安心して暮らせるように、病状の変化や生活の変化に合せて、認知症看護認定看護師や患者サポートセンターと協働して退院支援にも力を入れています。
また、退院された患者さんに対して、自分たちの看護を振り返る機会を作り、良かったことやもっとできたことなどを共有し、次に活かしていけるように話し合っています。
5階南病棟は、明るく優しくチームを越えて声を掛け合うことのできる、活気のある病棟です。若い看護師からベテランの看護師まで、幅広い年代のスタッフがコミュニケーション良く働いています。また、子育て中のスタッフが子育てと仕事が両立できるように皆で一丸となって支援しています。
消化器内科を中心とした内科の看護、がん看護、認知症看護、退院支援など5階南病棟の強みとして、日々お互いに学び合い、看護を楽しんでいます。

6階東病棟

6階東病棟6階東病棟は泌尿器科、腎臓内科、耳鼻いんこう科、皮膚科、眼科、糖尿病・内分泌内科の6科からなる混合の病棟です。
手術療法、化学療法、放射線治療、透析治療、退院後も慢性疾患を抱えて生活していく患者さん、様々な治療を必要とする患者さんが多く入院されています。急性期の患者さんに対しては早期に身体的苦痛の緩和をはかり、不安な気持ちを和らげられるような関わりを大切にしています。また、入院により日常生活動作が低下しないように早期に離床をすすめていくことや、疾患を抱えながらも生活していくための指導など、統一した看護が提供できるよう、看護計画を充実させ、日々の看護ケアを行っています。緩和ケアチーム、患者サポートセンター、栄養士、検査科スタッフとのカンファレンスを重ね、患者さん、ご家族に対し、より良い看護が提供できるように努めています。
今年度は新人看護師2名が加わり31名の看護師、5名の看護補助者、看護補助事務1名、医師16名、薬剤師2名で活動しています。6階東病棟は明るいスタッフが多く、チームワークが抜群な病棟です。入院した患者さんに安心した入院生活が送れるよう、スタッフ一同頑張っていきます。

6階南病棟

6階南病棟6階南病棟は、循環器・呼吸器・リウマチ疾患を主とした内科系病棟で、HCU(ハイ・ケア・ユニット)を併設しています。
内科系病棟では、生命に関わる疾患で入院された患者さんには、医療機器を使用し、安全・安楽を重視した急性期の看護を提供しています。回復・慢性期の患者さんには、本人やご家族の想い・QOLを大切にし、地域の方々や多職種と協力しながら退院支援を行っています。ターミナル期の患者さんには、様々な苦痛症状や不安を和らげられるように緩和ケアチームと協力してケアを提供しています。このように内科系病棟では、幅広い看護実践を行っています。
HCUの病床数は8床で、診療科は小児科を除く全診療科です。対象は全身状態が変化する可能性が高く、高度な医療を必要とする患者さんです。1日でも早く回復出来るよう、治療とケアのバランスを図りながら看護を行っています。また急な入院、全身の管理が必要な時には、患者さんだけでなくご家族も不安が大きいと思います。患者さんとご家族を支える看護を目標に取り組んでいます。
6階南病棟は、チーム医療として医師や薬剤師、看護補助者、患者サポートセンター、リハビリスタッフ、臨床工学技士との連携も大切にしています。患者さんとご家族に向き合い、安心した入院生活が送れるように、病棟全体で協働しながら質の高い看護の提供を目指しています。

7階東病棟

7階東病棟7階東病棟は整形外科、脳神経内科の混合病棟です。整形外科では大腿骨近位端骨折、変形性股関節症・膝関節症、上肢・下肢の骨折、靱帯損傷で手術による治療を受ける方が多く入院されます。脳神経内科では脳梗塞、脳出血などの脳卒中や、ALS、重症筋無力症などの神経難病、てんかんなどで点滴や内服での治療が必要な方が多く入院されます。
整形外科、脳神経内科ともに受傷や罹患したことで日常生活動作が低下してしまい、生活様式の再編が必要となる患者さんが多くいます。また、高齢で認知症を患っている方、疾患の後遺症で自身の思いを言葉にすることが難しい患者さんもいます。そのような患者さんが少しでも安心・安全・安楽に過ごせるよう、また回復に向け治療やリハビリに取り組むことができるよう、医師、リハビリテーション療法科、患者サポートセンター、薬剤科、栄養科と連携を図っています。週に1回多職種カンファレンスを行い、患者さん、家族の思いを尊重した退院支援ができるよう努めています。
当病棟ではスタッフ間での声かけが多く、お互い助け合いながら業務に当たっておりチームワークが良いです。また、スタッフの年代は20~60歳代と幅広く、多角的な視点で看護を行えるという強みがあります。認知症を患っている患者さん、自分の思いを言葉にすることが難しい患者さん、受傷や罹患で身体を思うように動かせない患者さんと接することが多いことから「患者さんの思いに寄り添う」ことを大切に日々頑張っています。

7階南病棟

7階南病棟7階南病棟は、病床数51床の「地域包括ケア病棟」です。
地域包括ケア病棟とは、急性期の治療が終了し、病状が安定した患者さんが治療やリハビリテーションを行い、在宅(自宅や施設)退院を目指すことを目的としている病棟です。
医師、看護師、薬剤科、リハビリテーション療法科、患者サポートセンターが連携をとり「患者さんが安心して在宅退院できる」ことを目標に退院に向けた準備を行っています。患者さんに寄り添った看護を提供できる病棟を目指し、スタッフ一同頑張っています。

手術室

手術室手術室では、局所麻酔から全身麻酔まで13科の様々な手術を実施しています。部屋も2017年度に5室から6室に増室してから、手術件数は年々増えています。コロナ禍で2020年度は手術件数が落ち込みましたが徐々に回復し、昨年度は約4,000件の手術を行っています。手術室のスタッフは看護師23名、看護補助者2名、クラーク2名がおり、スタッフの年代は20~50歳代と幅広く、子育てをしながら働いている看護師が多くいます。スタッフは明るく、看護師だけではなく麻酔科医師や外科系医師、手術に関わる多職種や外部業者などと声を掛け合いながら、みんなで安全・安心の手術が行えるよう取り組んでいます。そのために院内・外の研修に自主的に参加したり、所属内で学習会の場を設けたりと手術室看護の知識・技術の向上を目指しています。また術前術後訪問にも力を入れ、看護の語る場を作り、自分たちの行っている看護を言語化する事で、感性を深める努力もしています。さらに今後は、手術室看護師が病棟などへ出向き、カンファレンスに参加するなどして連携を深めていこうと準備をしたり、プレパレーションの大切さにも着目し、力を入れていこうと意識の統一化を目指しています。
患者さんにとって手術は、長い人生の中では今後の治療や日常生活に戻るまでの一通過点であり、時間にしたら数時間の出来事です。しかしどんな手術でも不安や緊張、ストレスは非常に強いものであり、手術に対する受け止め方は患者さん一人ひとり様々だと考えています。私たち手術室看護師は、病棟看護師と違い手術をする患者さんと接する時間はとても短く限られていますが、目の前の患者さん一人ひとりの短く限られた時間を大切にするために「関わった時間」よりも「関わった質」を大事にしています。そして少しでも不安や緊張が緩和でき、「ここで手術をして良かった」と思って頂けるような看護をしたいと考えています。手術前には看護チームで担当する患者さんの情報を共有して手術に臨むとともに、麻酔導入までの不安や緊張がとても強い時は、患者さんの思いに寄り添い、少しでも気持ちが安らぐような笑顔と語りかけるような口調で接します。また手術中は手術チーム全体で安全に配慮した対応を行い、手術後は継続した看護が行えるよう手術中の患者さんの状態を病棟看護師へ申し送りを行っています。さらに術後訪問を通して、自分たちの看護の評価を行っています。私たち手術室看護師は「手術中の患者さんの代弁者」です。この事をいつも心におきながら、様々な観察とケアを行い、これからも手術看護の質を向上していけるよう努力していきたいと思います。

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